～地元泉大津で30年以上～南大阪住販ブログにお越し頂き有難うございます。
弊社にお越し頂いたお客様から相談を受けました。
『空家でもってる不動産を貸すか、売却するのか、どっちがいいんでしょう？』
賃貸で人に借りてもらうことのメリットって、不労所得というか収益が上がるからメリットありそうですよね。まして、自宅とは別に不動産を所有されているとなると、空家のまま所有しているのももったいない…。固定資産税や管理の費用だけでも捻出できればなぁって、思います。
単に毎月いくら・いくら収益が見込めてそれが永遠に続くのなら、こんなに良いことはありません。しかし、現実には、たくさんのリスクを考慮した上で賃貸に出されることをお勧めしています。
■空家になっている期間もありえる。
これは、住宅ローンが残っている方に考えて頂きたいのですが、毎月着実に賃料が見込めれば、それをローン返済に充当できますが、一度空家になってしまい、1ヵ月・2ヶ月・半年ってなってしまうと、賃料が見込めない期間もありえるというリスクは、ホントに大きなリスクだと思います。
■初期投資にもお金が必要。
どなたかに借りてもらおうとなると、少しでもきれいにしなければと思いますし、綺麗でなければなかなか借り手も見つかりません。クロスや畳、設備などの傷みなどがあれば、賃貸に出す前に改装工事が必要になります。
■設備の故障は、オーナー負担。
家の設備の耐久年数は、おおよそ10年位と言われます。(実際はもう少し長いと思います。)やれ給湯器が故障しただの、ガスコンロに火が付かない、大きな所では雨漏りやシロアリによる床下の不具合等、例えば給湯器を換えてしまうとまとまったお金が必要です。何か月間もの賃料が飛んでしまいますね。
■退去の時期が未確定。
最初の契約で定期借家などの契約であれば、決めた期間で退去頂けますが、通常はオーナーからの退去のお願いは難しいと思われます。また、期間を決める定期借家にしてしまうと、なかなかその条件のお客さんって、見つからないですよね…。
■入居者のトラブル。
高齢化社会になり、誰にも連絡を取らずにお亡くなりになるという孤独死のニュースもよく聞くお話になりました。また、殺人や傷害などのトラブルも遠い所のお話ではなくなりました。考えたくないことですが、こうしたリスクも考えなければなりません。
□最後に
たくさんの収益物件をお持ちのオーナーさんにとっては数ある物件の中の1つに、もしリスクが発生しても他で補てんは可能ですが、1つの物件をもって賃貸にされるとなると、オーナーとしての相当の覚悟をもって臨んで頂かなければならないなと思います。
私個人的には、転勤などの事情で将来的に戻って来られる可能性があるとか、もともとご出身の場所で将来戻ってくるというお話であれば賃貸をお考えいただくのも一つの選択肢だと思います。しかし、そのエリアにこだわりが無いようであれば、ご売却頂くのが良い選択ではないのかなといつもアドバイスさせて頂きます。
不動産の事は、南大阪住販までご相談下さい。
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