先日、お世話になってます大道塾岸和田支部で練習してきました。
通わせてもらってからもう10年近くになりますが、まだまだ学ぶ事も多く、練習に参加させてもらう度に新しい発見を頂いてます。
大道塾は、空道と言いまして、空手と柔道の中間の様な打撃系総合武道になります。今回の練習でも打撃と投げ技・寝技・絞め技等の普段の練習に加えて、特徴的な金的蹴り(体格差により使用可能な試合もあります。ファールカップありますが練習では本気で蹴らないです・・・)や掴んでからの頭突き(スーパーセーフという防具を使用します。まともに入ると頭突きが一番効きますね)も練習メニューに組んでもらってました。
こういう事をあまり書いてしまうと過激で危険だ・・・と思われますが、道場に通われている方はぜんぜん普通の方で、逆に礼儀正しい方が多いと思います。選手として大会を目指す方はウエイト(マシーンもあります)したりと自分に厳しく、私みたいにビジネスマンクラスとして仕事帰りの健康管理等、可能な範囲で皆さん一生懸命に練習されてます。
また、大道塾の根本的な考えは、道場訓として道場に掲げられており、
我々は空道の修行を通じ強固なる精神力と体力を養い、文に親しみ知力を練り、人と結びて有情(ゆうじょう)を体(たい)し、以て人格の陶冶(とうや)をなし、社会に寄与貢献することを希うものなり
これは『厳しい武道の稽古・修行を通じて強靱な肉体とともに何事にも負けることのない強い精神を鍛える。ただ強い人間と言うだけにとどまらず学問・勉学にも勤しみ知性を磨き、ともに武道を修行する仲間(師・先輩・後輩など)や社会生活(学生生活)で出会う様々な人々との交流を通じて他者への感謝を忘れず、他人を思いやる心を育て、優れた人格を得るため日々努力をして、社会に役立つ人間に成長することを目的としている』という意味で武士道精神を表現されているとの事です。
私がお世話になっている岸和田支部の支部長さんは、現役時代には重量級で何度も優勝した事のあるすごく強い選手だったと伺ってます(今でもすごい体をされてます)が、それに驕ることなく練習は初心者の方にも丁寧に指導されて、練習後には世間話や体調管理等気さくに声を掛けて頂いて、これも先程の道場訓を体現されている指導者たる所以かと、技術的なものだけでなく色々気づかせて頂く事も多いです。
私も30代の終わりに近づいてきてますが、支部長さんは私よりも数歳年上の方ですし、道場には、まだまだ年上の方も多数いらっしゃいます。その先輩方の自分自身への挑戦を続けられている姿を見習って、私も頑張っていこうといつも刺激を頂いております。
(私が使っているのは、写真のスーパーセーフですが、今は大道塾用にもっと視界が広く、安全なものに改良されてるとの事です。)