いつも南大阪住販ブログにお越し頂き有難うございます。
元利金等返済と元金均等返済って、住宅ローンを組む時によく聞く言葉です。似ているようですが、よく違いがわかりませんね。今回は、元利金等返済と元金均等返済の違いを説明させてもらいたいと思います。
※元利金等返済※
元利金等返済は、『毎回の返済額が同じ』になるように、元金と利息の割合を調整している返済方法になります。要するに元金と利息の合計が均等という事です。返済当初は残っている元金が多いので、毎回の返済額を一定にしようとすると利息部分が大きくなります。
住宅ローンの大半は、元利金等返済です。物件を見に行って営業マンの言われるままにシュミレーションを出してもらうと元利金等返済で提案されます。さらに、申し込む銀行によってはこれだけしか商品が無い銀行もございます。
金利が高い時期に購入された方に元金がぜんぜん減らなかったというお話しを良く聞きます。 その方は元利金等で住宅ローンを組まれてたのだと思います。
※元金均等返済※
では、元金均等返済とはどういうことでしょうか、
元金均等返済は、『毎回の元金を同じ』にする返済方法です。返済当初は残りの元金が多いのでかかる利息が多くなり、返済額が高めになります。しかし、返済が進むにつれて利息も減っていきますので、返済額も減っていく返済方法になります。
では、金利が変わらない『フラット35(りそな銀行)』でシュミレーションしてみると、
借入額2000万円・期間35年・35年固定金利2.95%
元利金等返済:毎月支払額¥76,423円、総支払額¥32,093,107円
(当初支払い『少』、総支払い『多』)
元金均等返済:毎月支払額¥96,785円、総支払額¥30,349,384円
(当初支払い『多』、総支払い『少』)
元利金等返済は毎月の支払いが少ないのですが、総支払額は多くなりますし、元金均等返済は当初返済額は多いのですが、総支払額は少なくなります。
※今回のシュミレーションでは、14~15年目の支払いで元金均等返済が元利金等返済の支払いに追いついて、それ以降は、元金均等返済の方が元利金等返済よりも徐々に少なくなっていきます。(繰上げ返済は考慮しておりません。)
元利金等返済は、毎月の支払いを抑えて一定額を返済していこうとする方や毎月の支払いを抑えることで頑張って繰り上げ返済をしていかれる方に向いてるかと思われます。
元金均等返済は、早めにローン残高を減らして、将来の返済を楽にしていきたい人向きですので、定年後もローンの返済が残る方や子供の教育費が何年後かに増えてきそうな方に向いていると思われます。
南大阪住販では、お客様の条件に合わせた住宅ローンをご提案しております。お気軽にご相談下さい!