この東日本大震災によって、生産工場が損壊したり、物流が停滞していたり、仮設住宅対応の需要の増加で、一般住宅に関わる建築資材の不足が発生しているようです。
しかも合板やグラスウール(断熱材)等の資材は投機目的で買占めている人がいるみたいで・・・、実際に私の周りの工務店さんやリフォーム屋さんと話をしても合板だけではなく、お風呂等の設備も入ってこないので、途中で止まっている現場が結構あるそうです。
国交省も買占めなど不適切な取引が発生した場合は、行政指導を行う方針みたいで、『買占め等防止法』などの措置も考えているようです。
『買占め等防止法』は、トイレットペーパーや灯油が不足した第1次オイルショックが起きた1973年に施行された法律で、買占めや売惜しみなどが発生した物資を指定し、買占めなどを行った販売事業者に指示や命令を行うもの。指示や命令に従わない場合は罰金などが科されるとのことです。
1973年のオイルショック時ならまだしも、それから40年近く過ぎようかとしている今の時代で、しかもこんな状況で投機目的で買占めする人がいるというのが信じられないですね。
被災地は本当に大変なので仮設住宅の建設が第一ですが、一般の工務店さんやリフォーム屋さんも工事が完了しないと工事費用が回収できないのであまり長引くと厳しいかと思われます。メーカーさんには早く元の状態に戻してもらえるように生産を頑張ってもらいたいですね。