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住宅ローンを組んで物件を購入したときに、繰上げ返済という言葉を良く聞かれると思いますが、今回は繰り上げ返済についてご説明致します。
繰り上げ返済とは、毎月返済している分とは別に、前倒しで元金の一部、もしくは全額を返済する事を言います。その前倒しした分の元金にかかるはずだった利息もなくなりますので、返済総額が少なくなり、皆さん頑張って繰上げされております。
毎月の返済額そのものを減らす『返済額軽減型』、
当初の借入れ期間を短くする『期間短縮型』とございます。
上記の2種類で同じ金額を繰上げ返済した場合、利息を多く減らす事ができるのは『期間短縮型』と言われております。やはり、長い期間借りている方が、利息はかかり続けるという事だと思います。
また、同じ繰り上げ返済をするのであれば、できる限り早い段階で繰り上げ返済される方が、元金が多く残っており、その分の利息も多くかかってますので、効果は大きいといわれております。
実際に繰り上げ返済しようとする場合、どの様な事に注意をしなければならないのでしょうか?
●銀行によっては、『期間短縮型』しかない場合もございます。『期間短縮型』が、繰上げ返済の大半になるかと思われますが、いわゆるメガバンクと言われる都市銀行であっても、『返済額軽減型』の商品を用意していない銀行もございます。
●繰り上げ返済の手数料はケースによって色々。(無料~数万円)フラット35は手数料が無料ですが、銀行の場合、インターネットから手続きすれば無料とか、電話、面談で行う場合は数万円とか・・・また、変動金利期間中か固定金利期間中かとか、返済が始まってからの期間によってとか、繰上げ返済する金額によって異なるとか・・・。
本当に銀行や商品によって色々ですので、銀行さんに借入れを申し込む際に確認して頂いた方が安心です。
●繰り上げ返済する金額にも下限の設定がある場合もございます。インターネットで繰上げ返済できる商品では、1万円からでも可能というケースも多くなってきておりますが、フラット35は、100万円以上でないと受付してくれません。100万円を繰り上げ返済の為に貯めるというのは、結構大変で時間もかかりそうです…。フラット35は、手数料が無料で有難いのですが、ご注意下さい。
○控除額について:冬のボーナスが出て、その分を繰上げ返済にしようとお考えの場合、ローン控除は、年末の住宅ローンの残高の1.0%が控除の対象となりますので、年末までに繰上げしてしまうと少しですけど控除可能な金額が減ってしまう可能性がございます。冬のボーナス時の繰上げ返済は1月以降に行って頂いた方が安心です。
○控除期間について:『期間短縮型』で、繰り上げ返済をした場合、借入れ時からの期間が10年を切ってしまうとローン控除が適用されなくなります。実際は、住宅ローンの利息もかかってくるお話なので厳密に期間を10年間残しておいた方が得かどうかは難しいところだと思われますが、10年間控除を受けようとする場合は、ご注意下さい。
●貯金を全部繰り上げ返済にまわさないで下さい。当たり前かもしれませんが、あまりに頑張りすぎて、万が一の時に手持ちが足らなくなってしまうと何の為の繰上げ返済かわかりません。
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