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不動産ニュースで気になる記事がございましたのでご紹介致します。
『東日本不動産流通機構は、不動産仲介取引の際に不当に物件を紹介しない“囲い込み”の禁止に乗り出し、“囲い込み”を禁じる規程や処分規程を盛り込んだ。
“囲い込み”とは、売主から依頼を受けた元付業者が客付業者の問い合わせに対して、「商談中」などと虚偽の理由を付けて紹介を断る行為だ。既に売主からの依頼を受けている元付業者は、自社で買主を見つければ、売主と買主の双方から仲介手数料を得られるため、他社の照会を拒んで物件を囲い込むと考えられる。これまでも問題視されていたが、禁止する規程はなかった。今回は処分規定についても明らかにした。』との事。
■『囲い込み』は今さらかって感じです。
不動産業者さんなら「あぁ、やっとか…」って感じですが、エンドユーザーさんには良くわからないかもしれません。
例えば、不動産の売却を考えた売主さんが、とある不動産屋さんに売却の依頼をお願いすると、その不動産屋さんは各地域の流通機構（レインズ）という不動産屋さんが見れるサイトに物件情報を登録して、幅広く購入者さんを見つける義務があります。しかし、記事にもありました様に、自分ところで架空の「商談」を作って、他業者さんから購入者さんに紹介させるのをストップさせるということがあります。
まぁ、昔はそれで良かったんでしょうけど、今の様なネットの発達した情報化社会では、どうでしょう…って思っている業者さんは多いと思います。
■囲い込みするのはいつも同じ業者さん。
大体何処に行っても、その業者さんって決まってるんです（不動産屋さんなら「あぁ、あそこね」って皆さん思います。逆に不動産屋さん同士でこんな話をしたら急に仲良くなったりします。被害者の会みたいな感じで…）が、記事にもなり、流通機構が動き出しましたから、全国各地で問題になっていた事なんでしょうね。
私も経験ありますもん。「商談中です」って、そっけなく事務員さんに言われた事。
次の週には「商談中」って言っておきながら、平気でオープンハウスしてたりします…。
特に私の様な地元でされている不動産屋さんは、同じ様な悔しい経験が何度もあるんじゃないでしょうか？
全てがすべてとは言いませんが、「商談中」って、中古流通の場合、ローン審査が一番長いと思うんですけど、2週間以上手続きに掛かる事は少ないと思います。
売主様にとっても、そんなに長く不安定な買主様に時間を取られてしまうと、本当に購入を検討されている方が他に行っちゃいますから機会損失になります。
■急に買取りで提案??
前にご依頼頂いたお客様から、「お願いしている不動産屋さんから、手紙はくるけど、案内や状況なんかの連絡が全然無くて、急に連絡あったと思ったら、「買取だったらこの価格です。」って安い価格を言われまして、本当に売る気があるのか不信感を抱いたのでどうしたらいいですか？」ってご相談された事があり、交通整理して頂いた後に、弊社で再度ご依頼頂いてご成約頂きました。
多分、物件を幅広く発信せずに塩漬けしておいて、安易に「買取」で提案されたんだと思います。
■結局は、会社や人を見極めて。
不動産売買は、大手でも、地元でも、会社はもちろんなんですけど、やっぱり人だと思います。
担当する営業マンをしっかり見極めて頂かないといけませんし、私も見極めてもらえる様に頑張らないと、と思いますね。
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