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購入しようとするマンションの資産価値はどうなのか？気になりますよね。
■私見。「マンションの資産価値」。
このお仕事をさせて頂いてて、たくさんの物件の内覧や査定に行かせてもらってきましたが、その経験の中でマンションの資産価値という事について私が感じる所をお話しさせて頂きます。
この泉州地域で堺市より南エリアで販売されている新築マンションって現在ありません。販売されている新築マンションは大阪市内か北摂～阪神間が大半です。（堺市は何棟か販売されてます。）
この泉州エリアは、元々、戸建志向の方が多いのと現在の戸建市場も比較的購入しやすい価格帯になってきたという事もあって、新築のマンションの需要が少なく販売されていないんだと思います。（堺市内で販売されている物件はどれも時間が掛かってます・・・。）
そう考えますと、泉州エリアでマンションを購入されたい方ににとって、新築マンションの供給の見込みが少ないとなると、現在建っている中古マンションによって資産価値を決めていく事になります。
■中古マンションの資産価値のポイントは？
では、中古マンションでの資産価値のウェイトは何によって左右されるのでしょうか？
新築マンションのパンフレットなんかでは、共用部分にプールや温泉があったり、24時間コンシェルジュがいたりセキュリティが高かったり、と色々個性的な事を謳って販売されてます。
しかし、泉大津で新築マンションは、平成18年以降建築されていません。また、泉大津のマンションで共用部分に大掛かりな施設のあるマンションも少ないですね。
ま中古マンションだったらプールや温泉等必要ないなって思う方もいらっしゃると思われますし、共用部分に大規模な施設があるということは、年数が経過していくにつれその維持管理は所有者の皆さんで負担しなくてはならない事にもなります。
室内の設備は、年数とともに古くなりますのでメンテナンスは必要でしょうけど入替えは可能ですし、マンションの大半は鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリート造ですから、極端に古い建築でなければ、数十年は十分に耐用できる構造だと思われます。
■判断基準は、利便性。
となると、これから新築の供給も見込めない、共用部分に大きな差もない、建物の構造は大きく変わらない、室内はメンテナンスして維持できる。ということですと、中古マンションの資産価値を決めていくのは、やはり利便性になってくると思われます。
私がマンションの査定をする際には、周辺での実際に取引された事例を比較する（取引事例比較法）が主となりますが、そのマンションを賃貸に出した場合、いくらの賃料を生み出してくれるかという収益還元法も考慮に入れます。（賃貸も利便性が悪くなくなれば、借り手さんは極端に少なくなりますからね。）
こうお話ししていると利便性の高くない中古マンションは資産価値が無いのでは・・・と受け取られてしまいますけど、利便性の高くない中古マンションは、査定価格も安く設定されているでしょうから、購入価格も割安になっていると思います。（当初新築で購入された方には、本当に残念だと思われます。）
また、中古マンションは、ある一定のところまで価格が下がるとそこで下げ止まる様な感じを受けます。これも周辺の賃貸相場と比較した収益還元法から考えると当然だと思われますね。(家賃6万円の賃貸が半額の3万円まで下げてしまわなくてもそれまでに借り手さんが見つかる・・・という事ですね。)
■資産価値 ＜ 生活環境・幸せな住まい。
色々と申しましたが、これはあくまで私の考えの１つです。マイホームって資産価値だけでは図れないものです。何よりもマイホームを購入する事で、新しい生活環境を作れたりご家族様が幸せになれる事が一番だと思いますね。
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