いつも南大阪住販ブログにお越し頂き有難うございます。
先日、残代金決済に行かせてもらいました。
今回のお取引の売主様K様は、ご実家のある遠方へ戻られるというご計画でして、逆に買主様K様は、ご実家のお近くでご購入頂くというご計画でした。
(無事にお取引させて頂きまして有難うございました。)
近年この傾向は強く、当ブログでも何度かお話しさせて頂いております『近居』というご計画になりますね。昔と違って同居は無理だけど、お互いが近くで住めば安全を確認できて安心という事だと思います。
『近居』と『2世帯住宅を新築』では、価値観もあると思いますが、私個人的な考えとして、『近居』はおススメさせてもらってますが、『2世帯住宅を新築』は、余りおススメしてません・・・。
と申しますのも、建築費が2倍とは言わないですが、建築費は相当かかります。なぜなら、通常2階建の建物を1階のフロアーだけで間取りを取りますから家全体が大きくなります。それに伴って、基礎工事や外壁・屋根工事が増え、また、コストの掛かる水まわり設備が2セット必要になりますからね。(新築も請負う弊社がこう言うのもなんですが・・・)
しかし、その費用を掛けて建てた建物は時間とともに老朽化します。
家族構成の変化で結局売却…。しかし、間取りが特殊で売れにくい…。
2世帯を計画された時は、家族数も多くにぎやかなお家になるのは、あこがれだと思いますが、数年後、10数年後に、お子さん達が成人になって出て行かれたり、ご両親はお亡くなりになられている可能性もございます。その時にそのお住まいにお住まいされているのは、ご夫婦お二人だけ・・・、という事も想定できます。
最終的にこれだけ大きな家を管理するのは大変・・・。二人だけだから、もっとスリムに生活しようと考えて、結構なお金を払って建てた建物がいざ査定をしてもらうと築年数からあまり評価されず・・・。また、時流が『近居』という事が続きますと、間取りの特殊性から2世帯住宅のお家は売れにくい・・・って事もありますので評価は思っている以上に出にくい可能性がございます。
(うまく2世帯で探されている方がいれば、スムーズに売却は可能かもしれませんけど、あまり凝り過ぎたお家はニーズが限定されて売れにくいです・・・。)
そういった事で、私個人としては『2世帯住宅を新築』する事はあまりおススメできないという事です。
お近くで住む『近居』にされますと、2世帯まではしっかりお互いを確認できませんが、すぐにやり取りは可能だと思いますし、将来的にご実家に戻る事になったとしても、そのお住まいは売却したり、賃貸にしたり、例えばお子さんに残してあげる事も可能ですからね。
『近居』にしようか『2世帯住宅を新築』しようか、とお悩みの方は一度、ご相談頂ければ将来に渡っての方向性を見出して頂けるかと思います。
南大阪住販までお気軽にご相談下さい。(℡0725-22-0077)
(和泉中央は造成も進み、たくさん新築が建築されていってます。以前、私がお取引させて頂いた売主様もせっかく2世帯住宅をご建築頂いたのですが、数年しか住まずにお仕事の都合でご売却頂かなければなりませんでした。想定していない事もあったりして難しいです。しっかりご計画頂きたいですね。)