賃貸物件のニュースで興味深い記事がございましたのでご紹介致します。(以下記事内容です。)
『建築された建物は、鉄筋コンクリート造5階建で、5階部分がオーナー住戸となることから、複層サッシュ、外断熱施工とした。コンセプトを「大好きな自転車と暮らす」とし、高級なロードバイクなどを愛好する20~30歳代のサラリーマンをメインに、幅広い趣味を持つユーザーをターゲットとした。
住戸はすべてワンルーム、専有面積27~28平方メートル。エントランスをクッションフロアタイルを敷き詰めた2~3畳大の土間(ホビースペース)とし、駐輪兼メンテナンススペースとした。上部に工具や自転車を吊るすことができるパイプを組んであるほか、可動サッシュを設置。室内との仕切りは、自転車を鑑賞できるよう大型のガラス引き戸とした。また、1、3階フロア住戸は、より自転車を出し入れしやすいよう、玄関も引き戸としている。また、共用部には、共用のバイクメンテナンススペースを用意。また、エレベーターは自転車2台を同時に載せることができる13人乗りの大型機とし、廊下幅も2m近く取っている。』との事。
この記事は、土地有効活用の企画立案やコンサルティングを手掛ける業者さんが、オーナーさんに提案された建物の内容みたいです。(物件は川崎市との事です。)
「大好きな自転車と暮らす。」というコンセプトが良いですね。
最近の自転車ブームもあったりして、数万円~高いものでは100万円以上する自転車もあるみたいですから、自転車もオチオチ家の前なんかに置いてられませんよね。
このマンションの賃料は相場よりも2割弱高くなるそうですが、すでに申し込み等が入ったりして盛況だそうです。
こうしたはっきりとした借り手さん(買い手さん)のニーズに徹底的に合わせた特殊な物件が今後も増えてきそうな気がしますね。
しかし、そもそもこの物件の所有者さんは、100坪位の物件を相続されて、その一部を建売住宅用地として売却して、残りの敷地で自宅兼賃貸住宅を建築されたというお話しみたいで、そこも興味がございました。
多分、この企画をされた土地活用の業者さんは、建売住宅さんへの売却資金で建築費用も捻出されているでしょうし、賃貸物件を特殊な内容にする事によって、賃料アップや空室率も減らす事が可能であれば、オーナー様にとっても良いご提案ですよね。
(私自身もあまり頭を堅くしないで、柔軟な良いご提案できる様に頑張っていきたいですね。)